原作感ゼロ?
原作はゲーム。シリーズ化もされており、和風テイストでカメラを用いて霊を撃退する。
この様なゲーム性だったはず。
和が売りのゲーム。これは間違いなかったと思う。
未プレイにつきあしからず。
あらすじ
舞台は修道院。
女の子同士でまじないを掛け合うと道づれになる。
そこはまさしく、女の園。
秘密の花園。
そして、ちょくちょく『あや』の幽霊らしき者が同窓生たちの前に現れ呪いを解けと言う。
解き方を教えろやーい。
って感じ。
なんじゃこりゃ。
まぁ、出演陣がほぼ好きな役者だけにこれは観ないで通れる道ではなかった。
写真がキーであるという事は原作に合わせている様であるが他は独自路線に突っ走ってる気がする。
役者だけを見てほしい。『中条あやみ』『森川葵』『小島藤子』『美山加恋』『山谷花純』『浅香航大』
オチはクソムシのようなものですね。
これがあの『大塚英志』原作というのは首を傾げてしまう。原作小説のせいか脚本のせいか、悪いのはどちらか。
以下、内容に触れる
写真とキスすると呪いがかかる。
そんなに簡単に呪いにかかるのならかけてもらいたいものですよ。
池の上を歩く幽霊にはかの烈海王氏も驚愕よ。
この監督は『バイロケーション』の様に緻密な作品を練り上げた方がうまくいくと思う。『バイロケーション』はそれはそれでちょっと納得はいかないところがあったものの中々の良作。
白塗りの中条あやみは必見か、お人形さんみたい。
そして効果音が笑わせにくる。
ふーーーうううううーーーいいいぃぃぃーーーっ
怖いどころか笑っちゃうから。
それから何で修道院に男性がいるのかな。男子禁制っていうイメージがあったけど違うのかな。
相手を想う事は呪いに近いのか。
そして少年よ、写真を見てその反応は如何なものか、目の前にご本人がおるぞよ。
中条あやみと森川葵のキスシーンは貴重だね、こんなの他じゃ見られないよ。
一番気になったのは『黒鷺宅配便』。
それはあの、漫画の『黒鷺宅配便』リスペクトですか?この漫画超面白いのでオススメ。難しいけど。
と、調べてみたらやっぱり原作書いたのが『大塚英志』氏だったよ。
まさかのまさかこんなところで繋がり持たせるなんてこの作者やり手よ。
しかも、漫画と同じキャラ設定。
だから、こんなにも原作ゲームと乖離しているんだ。