アクトレス 女たちの舞台の作品情報・感想・評価

「アクトレス 女たちの舞台」に投稿された感想・評価

女優として年齢を重ねていくことの難しさを描いた作品。
たしかに何をしていても許される年齢、許されない年齢、適した年齢や適さない年齢があり、いつの間にかラインを超えているなと思いました。
BGMがほぼなく、会話から登場人物の立場や考え方、置かれている状況を読み取るような作品です。
展開が遅いですが、前半我慢してみたら中盤以降面白くなっていきました。
NEMO

NEMOの感想・評価

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ジュリエット・ビノシュ演じるベテラン女優は、本作の間違いなく主人公であり、彼女を本筋とするからこそ助演たちの劇中劇に光が当たる。
二重、三重とカメラを後ろに置いていく劇中劇の視点。
アサイヤスはその客観性の魔力と応用を全編に展開する。

ストーリーからして女優の世代交代をプライベートなリハーサルシーンを交えて描くのだから、主題提示としてはっきりと劇中劇の視点が意識される。
それ以外にも各キャラクターには固有の世界設定が記号付けられ、それはことさら音楽によって明確に区別されていた。

オープニングから30分程はセリフのみという判断は明らかに監督の演技への視線誘導だろう。
暗いトーンとセリフの応酬は緊張と、いつか訪れる解放を予感させる。
私達が初めて音楽を聴くとき、それはヘンデルで、既に第2部の冒頭にあたる。
音楽はそのままスイス東南部の雄大な山々のモンタージュへ流れる。(ケーブルテレビで連日放送されているようなあの光景。
アーノルド・ファンクのモノクロ山岳映像にも同じ様にバロックを当てており、この時点で今作の本筋のムードはほぼ決定される。

ところがクリステン・スチュワート演じる優秀な個人秘書の葛藤をモンタージュする際、音楽はハンドルを切り返し、あなたは軽く脳しんとうを引き起こすだろう。
突如プライマル・スクリームの”コワルスキー”が画面全体に響き渡るからだ。しかも執拗に、尾を引いて。
ショットのトーンに前後で差は無いものだから、どこかエラーめいた印象を受けるだろう。(誰かのituneが何かの拍子にバックグラウンド再生を始めたような
それこそが、疑いようもなく劇中劇の視点で、私達は彼女の別の世界観を知り、いつか訪れる解放を予感する。

他にもクロエ・グレース・モレッツ演じる若く挑発的な女優の場合、ヘンデルを知らず、ロマン派は暗く好みに合わず、ロックを聴くといった設定に区別が見られる。
まあ彼女の場合もっとわかりやすく、出演したブロックバスターなスーパーヒーロー映画が劇中劇として流れているが…

メタに溢れたと言ってさらりと片付けてしまっては余りに勿体無い、熟練された脚本と構成。たぐい稀だったよ。
たばた

たばたの感想・評価

4.1
なんだこれ。不思議。大好き。謎は謎のままにしておきたいこの感じ!

遠慮のない個人秘書と大女優の掛け合いも、メインのセリフと劇中劇とのセリフを混同してしまう瞬間も、余韻をぶった切るような編集も、なんだか全部気持ちいい。

クリステン・スチュワートの役柄というか、見た目のスタイリングがやたらカッコいいし、ジュリエット・ビノシュ演じる大女優像も生々しくて良かった。なによりこの二人、相性がいい!

この監督の作品いろいろ観てみよー
さと

さとの感想・評価

4.0
若い頃は仕事でミスっても、次の飲み会で愛想振りまいていれば皆んな可愛がってくれた。30歳、もうそんな立場じゃないと気がつく。40歳のカウントダウンを迎え、憂鬱なため息が少しw

若さは美しい、改めて思った。
歳を重ねることは時々とても楽しい。

クリステン・スチュワートの演技が好き。「アリスのままで」でも思ったけど、とても自然な演技ができる女優だと思う。
台詞のため方や目線とか仕草とか声のトーンが好み。

ジュリエット・ビノシュは素敵。
安定感とベテラン女優の貫禄がカッコイイし美しい。マリア・エンダースの純粋さを感じさせる演技は凄いなぁって思いました。

また観たい。
Kayo0411

Kayo0411の感想・評価

3.5
本当に、ある女優の生きている世界を見ている気がした。
若さにしがみつきたくなるのも分かるし、今の自分を受け入れることの切なさと大切さにも気付かされた。
女優さんといえど、人生の流れに向き合うことには変わりない。みんな同じ。
SeikaFilm

SeikaFilmの感想・評価

1.5
だらだらと続く2人の会話に、主人公の感情の変化を読み取るべきなのかもしれないが、退屈で見ていられない。

早送りしているうちに終了した。
shuco

shucoの感想・評価

3.8
ジュリエットビノシュはもうすっかり大女優さんなんだなぁと改めて思えた作品。
クリステンスチュワートとクロエとの競演って豪華✨
特にクロエはハリウッド畑なイメージがあるからかなり違和感があったけどとても新鮮に感じたし、お芝居についての啖呵は圧巻ー!
それぞれの女優魂を楽しめた。

このレビューはネタバレを含みます

若さと美しさが陰った往年の大女優と、溢れん若さと傲慢さも魅力に変える美しき新人女優
2人の女が富、名声、プライド、全てを賭けて舞台上でぶつかり合う

といった内容かと思っていました

どっこいレズ映画ーーーーー!
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