リグレット

ジミー、野を駆ける伝説のリグレットのレビュー・感想・評価

ジミー、野を駆ける伝説(2014年製作の映画)
4.3
結託した資本家と政治家、警察と対義する労働者という話ではなく、人々が考えて行動をする知的好奇心を抑圧する事で自身の体制を維持しようとする存在はいつの時代だって続いており、言ってしまえばその体制縮図も2018年の今だって変わってない。だからこそホールという舞台が今ではネットやSNSなのかもしれない。そんな世界ですらカウンターに対する体制側のカウンターは生まれ続けているわけで、フェイクニュースなどその最たるものかもしれない。この物語でジミーに勝利は起きなかったが、いつか彼のような人が更に胸を張ってホールで堂々とダンスを出来る世界、恐怖に打ち勝つ勇気など考えれば考えるほど想像が尽きない傑作。
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