GUMI

ジヌよさらば かむろば村へのGUMIのレビュー・感想・評価

3.4
とりあえず、JKに扮した二階堂ふみちゃんのおぱんつに2点あげます。


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銀行員としてお金を扱う内にジヌ(お金)が恐ろしくなりお金アレルギーになった武晴がお金を使わないで生活しようと決心。東北の過疎の村·かむろば村へ移住する。

都会っ子の武晴はやはり田舎を甘くみていたため苦戦するが、面倒見の良い村人に助けられて無銭生活を送る。
しかし村は想像以上にドロドロしており、何やら不穏な動きがある次期村長選挙やヤクザのような男の出現、ワケあり感漂う母子、神様と呼ばれるおじさん…様々な問題に知らず知らず巻き込まれる武晴。

お金を見ると失神してしまうような彼が村での生活を通してどう変わるのか…

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ゆるい。エロい。ギャグセン高い。


クドカン作品が苦手な自分は阿部サダヲも合わないだろう、と偏見ありましたが、この作品でのツッコミ的な立ち位置は好みだった。
「いぶし銀の声でボケんな」はキレキレでしたね。

ラストのあのセリフ、おばちゃんたちと同じくらいのテンションで笑ってしまった。
クドカンの空気感で結構笑ってしまってちょっと悔しい。



思わぬところでシュールなボケが撒き菱のようにばらまかれてるのでボケ倒し作品なのかと思いきや、そこはやはりいがらしみきお原作なだけあって幻想的かつ哲学的なものに助けられ前に進んでいく話。

人間の行動をああいう風に言われると確かに、なんで面倒とわかってても面倒なことに自ら巻き込まれに行ってしまうんだろうね。

お金恐怖症になった男が田舎に行ってひっそり暮らす…のでなく、どんどん瑞々しく人間臭くなってゆくのが面白い。
ある種、面倒から逃れるための行動だったのにも関わらず結局は面倒な方に行ってしまい、やがてそれが自分の生き方なんだと捉えるのが見えるから。
行くべきところに行くとそれが勝手に芽生える不思議。


合間合間に人間の在り方を問うような、スピリチュアルな表現が出てくるのでそれを違和感と捉えず、「ここではそういう設定なのね〜ハイハイ」とサラっと流せないと興味が無くなってしまうかも。