TOMMY

ジヌよさらば かむろば村へのTOMMYのレビュー・感想・評価

2.5
一見どこにでも居る若者の高見武晴は、東京で銀行マンとして働く中でお金を「さわれない、使えない、欲しくない」の三拍子がそろったお金恐怖症になってしまった。1円も使わない生活を送ることにしたタケは、東北の限界集落寸前の「かむろば村」に移住を決意する。

「 おめ、死ぬぞ!? 」

残念、ハマらなかった。ギャグセンスの相性悪いのかもしれない。所々の小ネタで笑うところはあったが、そこまでマッチせずに、特に終わり頃の展開が疑問点多すぎて困った。神様などが普通に存在していたりする不思議な世界観はそういうものとして片付けられるにしても、後半からラストにかけてお金恐怖症の設定がまるで生かされていないし退屈。もっとお金にまつわるストーリーになるのかと思いきやそうでもなく、時々思い出したようにその設定を引っ張ってきていて折角の良い題材が台無しになっている。無理やり入れてくるエロティック要素も果たして必要だったのか……色々なところに話を伸ばしすぎた結果ラストの大団円も感情移入出来なかったせいかすっきりしなかったし、広告を観た時が気持ちの頂点だった。

「何かやんねえと気がすまねえのが人間だべ。今度こそ意味あんでねえか。今度こそうまくいくんでねえか。そうやってきて、何ほど世の中いぐなった?そんでもやめねえのが人間だべ!……いまさらやめんな」

ただ、あの神様が言うことは心に響くものがある。良い台詞と設定が多かっただけに、後半ツッコミどころ満載な破綻しているシナリオがなおさら惜しい。