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娚の一生のcinemakinoriのレビュー・感想・評価

娚の一生(2015年製作の映画)
3.4

ずっと“甥”だと思ってた。汗
改めて、“娚”と知って鑑賞。

足舐めのフライヤーでずっと気になっていた作品(ドMですが何か?)で、原作漫画の存在も内容も全く知らずに、エロ路線の映画と勝手に思い込んでおり、観る機会をだいぶ先延ばしにしていた。

あれ?
全然違った

おや?
海江田に共感するぞ

私自身過去に15歳歳下の女性と同棲していた経験者という極私的目線で海江田に自己投影感半端無かった。

想像以上にピュアなラブロマンスでいい意味で肩透かしを食らったと言うのが第一印象。
もっとドロドロでキモい歳の差恋バナかと思ったいたもので、、、

30代?都会暮らしと不倫に疲れたキャリアウーマンつぐみと大学教授フィロソフィストで気難しい独身アラフィフ?海江田。
ふたりの出逢いのシチュエーションこそ特異であり漫画チックなところ以外、その後の惹かれ合い展開はそれほど珍しくも気持ち悪くもないありふれた歳の差恋愛を描いているため、ある程度の多種多様な恋愛を重ねてきてる男女は結構共感できる作品なのではないだろうか。

期待の“足舐め”シーンにしても、私の歪んだ性癖とは裏腹に、やたらとロマンチックで清らかに描かれていたので、安心したと言えば安心したが、残念で物足りずと述べるほうが本音。(変態ですが何か?)

背中を蹴って転がす一連のシンクロシーンはなかなか面白い。

それにしても、
安藤サクラの使い方が贅沢すぎだなぁ。
安藤サクラファンとしては、もっと彼女の良さを引き出して欲しかったし、安藤サクラ扮する秋本岬のその後も描いて頂きたかったところ。


歳の差恋愛を経てきている、或いは現在進行形の人にはそれなりに刺さる映画なのではないでしょうか。
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