RYUYA

ラブ&マーシー 終わらないメロディーのRYUYAのレビュー・感想・評価

3.5
『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』『ジャージーボーイズ』『JIMI』『ジェームス・ブラウン』に続く‘‘音楽伝記映画”が観れる!と高を括っていたらビックリ。
これ、ドラッグ映画ですやん。

黒闇から聞こえるフィードバックのような声、ぶつ切りにされる名曲たち、みじん切りにされる時間軸、どう見ても狂人なポール・ダノ、よくわからないクライマックス、、、

劇中、メンバーの1人が、喋り声まで録音するブライアン(ポール・ダノ)にこんな事を言う。
「そんなの、音楽じゃねぇよ!」

あっ。
この映画もそれと同じで、作ってるやつは音楽伝記映画なんか絶対意識してないんじゃないか、と気づく。

そして観点を変え、ただ感覚で繋いだ、「ブライアン・ウィルソンのリハビリ」が軸の映画だと思って観たら、これがなかなかイケるんすよ。
コアだけど、『ジミーとジョルジュ』的な面白さがある。
‘‘患っちゃった人目線”の世界を、映像が見せてくれる面白さというか、、、

だからこそあの「love&mercy(愛と慈悲)」が素晴らしい。