ATSUSHI

フューリーのATSUSHIのレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
3.9
大砲、戦車、銃という悪が悲を呼ぶ。
今作見終わってまず先に思ったのは、かなり"かっこいい"戦争映画だな、と。その理由としては絵面ひとつひとつの色彩や配色、撮り方など、総じてスタイリッシュで監督自身、映像にこだわっているように感じた。もちろん、キャストがこのかっこよさに磨きをかける。主演のブラッドピット。男なら誰もが憧れる、男らしい強さ。オールバックの髪型が非常にマッチし、相手国の女性に対して優しく振る舞うなど、同性でも魅了される。
もう一人の主演として、ローガンラーマンが出演している。彼の戦争に対する考え方や精神的な変わりようは、流石だ。他の三人も顔に泥が付いてもかっこよく見えるという外見的にも非常に見応えがある。
戦闘シーンも、頭がぶっ飛ぶのはもちろん、溜め息しか出ない描写が続き、疲労感がドッとくる。一瞬の愛がまさしく大砲の一発によって、一瞬で終わる戦争の悲惨さをあれだけで物語ることができる。
一方、ローガンラーマン演じるノーマンの心情変化に着いていけず、最終的には立派な兵士になっている。もっとこのキャラクターの戦場によっての変化や精神描写を見せてくれたらもっと高評価だった。尺的にも無理だったのかもしれないが、、、
モノトーンな色彩を魅せる作品として見ることをおすすめする。