#フューリー
降伏してるドイツ兵を度胸試しで射殺したり生き残ったドイツ女性を輪姦したりと、対ドイツ戦では正義側に描かれがちな連合軍もなかなかひどいことしてたよ、という映画。
エンドロールには実際の戦場の映像が赤く染められたフィルムで再生される。
そして燃えるエフェクトで表示されるタイトル「FURY」(怒り)。
生き残った米兵は「お前は英雄だ」と声をかけられるが、その周りにはおびただしい死体。
戦場に英雄などいたのか。WAR is FURY.ではないのか、という提示。
食事シーンがヒリヒリとしてスリリング。
精神状態ギリギリでも人間性を保とうとする者と、人間性を捨てることで精神を保とうとする者の対立。
戦車映画としてでもブロマンス映画としてでもいいから、戦争が悪であるというこういう映画が広く観られて欲しい。