せーじ

フューリーのせーじのレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
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良くも悪くも、点数はつけられませんでした。
ストーリーはフィクションのようですが、その描写はリアルそのものです。生々しく描かれているように感じました。

さて、映画では、戦争を通して1人の少年が成長していきー。
と言いたいところですが、
成長?、そんなことは綺麗ごとでしょう。
日常が非日常になり、その非日常に適応していく恐ろしさ。

お互いがお互いの正義や大義を押し付けて、自分が殺らねば明日は我が身。
人を殺めようがレイプしようが、その正義や大義のためだと正当化。
だんだんと、なんにも感じなくなるんだろうな。これが普通だって。

平和という理想を叶える手段が、軍事力や戦争というのは矛盾してるように感じます。
が、この矛盾が積み重なってあるのが今日の歴史。これまた皮肉なもんですね。

平和な世の中って、果たして存在するのでしょうか。
せーじ

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