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フューリーの79のレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
3.8
血も涙もないのか!…それが戦争だ。

1945年 独軍vs米軍「FURY」号に乗る部隊。
戦争映画はいつも惨さを教えてくれるけど、多く描かれる戦争っていう題材に対して、ダイナミックなアクションと時代を示すスケーリング、さらになにかを考えさせるキャラ設定やストーリーが必要となる。あまり期待しずに鑑賞した結果、シャイア・ラブーフのかっこよさに痺れ、心奪われ、FURYの仲間と命をすり減らして戦ったみんなに泣いた。エンディングすごくかっこいいし、音楽も悪くないからミュージックビデオみたいで素敵だった。

監督の過去の作品を見ると、ドカンドカンなアクションが好きなのは知ってたけど、グロいシーンがしつこくないし、音楽良し、キャスト良し、ラスト良し!これはなかなかいいではないかと。
最高だよ、最高の仕事だよ。マシンの成長を見れてよかったよ。ドンの的確な指示、戦車の戦い方見せてもらったし、バイブルの一発ぶちかます姿は最高にかっこいい。FURYのみんなの絆の深さ、戦地での心の頼りどころとか、もう他人なんかじゃない男の勇姿かっこいい。キリシタンなのもいい。神って偉大な存在なんだよなーきっと。
戦争映画、そんなに好きじゃなかったけど、普通に他と変わらないって思う人いるだろうけど、新春からいろいろ考えさせられて涙も流せてこの点。
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