c

フューリーのcのレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
3.3
ずっと気になってはいたものの、戦争映画は好んで観ない為、
躊躇していましたが、結局最後まで観てしまったのは本作のブラピがすごく良かったから。
武骨で荒っぽいが、冷静な指揮能力でフューリーのクルーを守ってきたブラピ演じるウォーダディ。
若く戦争経験のないヒヨッコのノーマンに、鬼の様に厳しく戦争の現実を叩き込むが、優しさと知性と品もチラチラ見えるのが魅力的でした。


タイピストだった青年ノーマンが、戦車の副操縦士として配属されやってきた時の意地のわるーーーーい歓迎されずのあの雰囲気。
心の荒んだ先輩達の職場。
戦車に乗ったことも、人を殺したこともないノーマンに無理矢理ドイツ兵捕虜を射殺させようとするもめちゃくちゃ抵抗するノーマン。
そんなノーマンが
「くたばれナチども!ファックユー!」と殺しまくるようになり、
先輩達からも一人前の兵士で最高の仕事をしたと認められるようになる。
死体にさえ撃つのを嫌がっていたのに、ノーマンの成長⁈でもなく、ノーマンの成功体験⁈でもないし、ただ憎しみを抱き戦争慣れしていくノーマンに複雑な気持ちでした。


「これが戦争だ」と先輩達はとうの昔に人間性も品性も良心の葛藤も無くしている様で、ドイツの女性宅でのランチは不愉快極まりないランチタイムでした。

戦闘シーンの迫力が凄く、最後は凄まじい戦闘でした。
最後までウォーダディがカッコよくてブラピを好きになった作品でした。
c

c