鬼の詩に投稿された感想・評価 - 2ページ目

『鬼の詩』に投稿された感想・評価

芸人の悲哀と壮絶な執念。

独りよがりでもいけない芸事に生き死にを委ねる芸人の気概と哀愁がよく出た映画だった。
特に大阪の上方の芸人が、評価の厳しい寄席の客の前で意地でも受けようとしてどんどんエスカ…

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矢吹

矢吹の感想・評価

4.5

芸人は、人になり、人を真似て、巫女になり、鬼になり、そして、仏になった。
地獄の底で自分自身を見つける。
落ちるとこまで落ちましょう。
一度に2人の母を失う男の覚悟。
カメラ目線のその視線はこっちと…

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菩薩

菩薩の感想・評価

4.3

素晴らしい、見事に気が狂っている。自分の芸を追い求め上り詰める事より地の底まで堕ちることを追求し続けた芸人の死に様。芸と見せ物、笑わすと笑われるの境界の上で人の姿を捨て鬼に迄成り下がった男、襤褸を纏…

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ん

んの感想・評価

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ショットがいちいちすごい
でもこんなにおどろおどろしいと胃がムカムカする
悲劇
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.0

「鬼の詩」


本作は村野鐵太郎が一九七五年にATGで監督した傑作で、この度DVDにて数年ぶりに鑑賞したが素晴らしい。原作は作家の藤本義一の直木賞受賞作品で、明治末期の上方落語家、桂馬喬の芸に対する…

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陰影とあばたの関係。福團治師匠の濡れたまつ毛や、まずお顔が整っている事実も浮き彫りでした。
ラストは肌が泡立つ感じがして…
ものの言い方も狂気すらも美しい。

藤本義一の直木賞受賞の同名小説が原作。
狂ってた。
桂福團治の熱演が印象に残る村野鐵太郎監督のカルト作。
笑福亭松鶴と藤本義一の対談から始まる。
明治末期のお話。桂米喬という実在の人物をモデルに上方…

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ゐきち

ゐきちの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

怪作。芸に狂い、芸に堕ちた男の物語。
ひとつのものに入り込みすぎた人というのは本人にはそれが至って普通であっても側から見ればそれは狂気でしか無い。ほんとに狂ってる人は自分が狂ってることに気づかないも…

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まさしく与太話って感じの脚本を一生懸命おどろおどろしくしたハッタリ映画。
執念芸より片桐夕子の方が印象に残るのが哀しいところ。
長年見たかった映画。話だけ聞くと秀作を予感するが、
主演のやや興ざめする熱演にやや飽きる。
ただ明治期の大阪の寄席の雰囲気伝わる。

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