キャラクターが最高です!
ここまで全ての登場人物に愛着が湧く映画は初めて!
それは安定のLAIKA品質のビジュアルもありますが、それぞれの成長(内面的な変化)が非常に上手く散りばめられていたことに起因すると思います。
物語の大きなテーマは「親子」と「生まれ持った性質」の2つのように感じました。
(血の繋がりという意味では括れますが、分けて考えた方が個人的には解釈がしやすかったです)
前者はウィニー親子、エッグス親子の対比。
ボックストロールの洞窟でウィニーがエッグスに“父親とは何か”を語るシーンは切ない…
後者はボックストロール、スナッチャー、エッグスの対比。
“生まれ持った性質”に対し、どう向き合うか?それは自分次第で変えられるモノなのか?という部分での成長(内面的な変化)がとても良いです。
(途中で描かれるスナッチャーの“ある性質”が物語後半のテーマと大きく関わるとは思わなかった笑)
また、Laikaの一貫したテーマでもある“物語の必要性”についても最後に茶目っ気のあるメタ的視点(スナッチャーの手下が言う台詞)があって、このお話を物語としてどう受けとるか?と一歩引いて考えさせる工夫も大好き笑
傑作です。ありがとうございます。