今作も多面女優、安藤サクラのいろいろな表情が見れたなぁ。というのが一番の感想。
彼女の最大の武器は、見た目が尖り過ぎてないところだと個人的に思う。
少し捻くれた悪女から、爽やかな美人、母性溢れる女性。聡明、怠惰、暴力。どれもしっくりくる。演技力ももちろんだが、割と中間的な容姿がそれを助長してる。
映画自体に関しては、少しだけ長さを感じたものの、日本がこれから見つめていくべき社会的闇の面を巧く捉えてると思う。
また、介護や介助に関して、痴呆や徘徊に関しても考えさせられるぶぶんがある。老人あっての今の日本。私たちあっての今の日本。子供達あっての未来の日本。自世代だけでなく、過去や未来も同様に尊重しなければね。