Insop

0.5ミリのInsopのレビュー・感想・評価

0.5ミリ(2014年製作の映画)
2.0
原作は安藤桃子の小説で未読です。

ある事件をきっかけに「金なし家なし仕事なし」となってしまった介護ヘルパー山岸サワが押しかけヘルパーとして、孤独を抱える老人達との暮らしを営んで行く様を描いた作品。

キャストは良いですね。

柄本明、津川雅彦、草笛光子らの熱演もさすがですが、坂田利夫が素晴らしいですね。
孤独を抱えた、根は弱くて善良なオジィちゃんをリアルに演じてます。

主演の安藤サクラも持ち味をいっぱい魅せてくれますが、
正直、
「愛のむきだし(2009年公開、園子温監督)」とか、
「百円の恋(2014年公開、武正晴監督)」の方が彼女の魅力を引き出せてる気がします。

3時間超の長いお話ですが、中盤ラストくらいまでは良いんですよね。
でも、終盤に失速。
そのままオジィちゃん達を相手にしてれば面白かっただろうに、
つまらない展開へ舵が切られていきます。

おかげでラストもよくわからず、
観客に投げっぱなしな感じ。

「カケラ(2010年公開)」とある意味、おんなじような終わり方で、安藤桃子監督作品ってこんな感じなのでしょうか?

きちんとしたまとめが苦手なのかな。

後半の失速感を考えるとオススメするのは憚られるなぁ。
という事で、このスコアで。

あ、「アホの坂田」の名演を観たい方には是非オススメします(笑)。