Unco丸

0.5ミリのUnco丸のレビュー・感想・評価

0.5ミリ(2014年製作の映画)
3.5
気持ち悪くて、人間で。
男と女の境界がはっきりしているかのように見せかけて、人間というベースを大切に描いている。
安藤サクラの演技は、とてつもなく静かだけど、目がしっとりとして画面に出ない表現の豊かさがある。
この人は演じるものを完全に自分にしてしまうから、一瞬たりとも浮いたりしないし、どんなシーンに映り込もうと、どんな空気の作品だろうと、丸で一体化でもしているかのように張り付いて流れている。
Unco丸

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