0.5ミリの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「0.5ミリ」に投稿された感想・評価

目立たないようにしてこういう人間関係も世界にはあるんだろうなと思った。
はよ日本帰らせろ!
ai

aiの感想・評価

3.5
安藤サクラの演技観たさに鑑賞。
3時間と長丁場。抑揚なく、幾つものヒューマンストーリーが繰り広げられる。
人間臭いリアルな生き様が映し出されて、その中の安藤サクラの演技にとても魅せられた。100円の恋も観たが、本当に凄い女優さんだと改めて思った。
出会った老人から譲り受けた車、117クーペがめちゃカッコ良かった。
あぁ、サクラさんすごい
100円の恋と同じ年?に撮ってるとは思えない…
観てる間いろんな事考えてしまった。
父の事とか将来の漠然とした不安、介護や看護…最初の事件?がなければサワさんも普通のヘルパーさんだったろう、
こうも吹っ切れて渡り歩く(作品の煽り文句はハードボイルド)感じはとてもかっこいい!料理出来るっていいなぁ私も毎日作ってるけど、こんな上手くないし、サワさんに憧れちゃうわ
いろんなお爺ちゃん達も他人事じゃないんだよなぁ、うちの爺さんも自転車盗んじゃうし、知らないおばさんが家に居たりもした!当然ながらサワさん!ではない、だから突拍子ない話に思えて身近な話のような、みんな寂しいし話を聞いてほしいし、ご飯も暖かいところで食べたい。お金はそりゃあったほうがいい!
生きる元気というか、エナジーもらいました。

三時間は長いけど安藤姉妹ファミリーの勢いにやられた作品で沁みた。
ArcherK

ArcherKの感想・評価

3.2
この世の中は見えている部分だけでは無いということに気付かせてくれるので(0.5ミリとは思わないけど)、こういう系の映画は好きなんだけど、長い。笑
mizumaru

mizumaruの感想・評価

3.0
最初のインパクトが強すぎるわ。
しかも3時間長い。

とりあえず生々しさがすごいし
それぞれの人生の生き様っていうのかな。それがリアルに描かれてる気がする。

安藤サクラの演技には毎度驚かされます。すごい役者さんです。

でも私にはこの映画がなにを伝えたかったのかうまくわからなかった。
安藤サクラが主演ということで、
安藤サクラ目当てで観たのだけ
れど、結局この映画は、何を
伝えたかったのかがわからない。

そのうえ、3時間って長い。
淡々としている映画だったから
途中つかれてきてしまった…。

0.5ミリっていうタイトルも
何故0.5ミリ?と、少し疑問。
0.5ミリはどこからきたのか。
3時間超と長い作品だったけど、長さを感じさせない素敵な作品でした。
要所要所で感じるおじいちゃん達の優しさと温かさ、あれは歳を重ねた人にしか出せない。先生が奥様をしっかりと抱いて、車椅子に乗せるシーン。涙が止まらなかった。だけど最後には現実をしっかり描いていて。安藤サクラの虜になった作品。
安藤サクラの一見するとふてぶてしい風貌がいつしか愛嬌のあるものに変わっていった。これは監督ならではのマジックではないだろうか。やはり安藤サクラは上手い。そうとしか言えない。特に「泣き」の表情が。

押しかけヘルパーの波乱の日々を3時間掛けて全く退屈させずに描き切った安藤モモ子監督の手腕には頭が下がる。全編ドキュメンタリータッチの映像が脳裏に焼きつく傑作。
介護士とか看護師の人が見たらまた違いそう
Koshi

Koshiの感想・評価

4.0
「ハードボイルドに性別・職業の垣根なし」


なんと上映時間は3時間越えの196分。最近の日本映画にしては長ーい作品であるにも関わらず、飽きることなく最後まで惹き込まれた。そして、なおかつ非常に心地の良いなんとも不思議な映画であったのだ。おそらくこの映画に出ている演者の圧倒的な演技力の高さがそう感じさせるのだろう。主演である安藤サクラのいくつもの顔を使い分けるあの引き出しの多さ。それでもって、あまりに自然なあの演技力にはすっかり脱帽した。



この映画は、サワ(安藤サクラ)というヘルパーがある事件をきっかけに職と家を失い、明日の生活を獲得するためにしぶとく生きていくロードムービーである。
別の言い方をすれば、主人公が、次々と老人から老人へと渡り歩きながら、明日の生活を獲得していく、そんなお話である。
もっと簡単に言うと、主演の安藤サクラが、4人ものワケあり爺さんと出会っては別れを繰り返す完全にハードボイルドな作品である。面白いことに、出会う爺さんのほとんどが見事なまでにスケベジジイなのである。特に、真壁おじいちゃん(津川雅彦)に関しては観ているこっちも納得のスケベっぷりだったのが爽快だ。



サワと出会う老人たちとの距離感がこの映画の見所である。サワは決してその老人たちと0というキョリになることはない。しかし、限りなく0に近いキョリに彼女は入り込むのである。そう、この映画の題名である「0.5ミリ」という絶妙なキョリを保ちながら。これがこの映画における越えてはならない大切なルールなんじゃないかなと思った。



私の1番好きな場面は、サワが茂じいちゃん(坂田利夫)と別れて、その茂の自慢の愛車に乗ってただただ前へと車を走らせていく場面である。その時の安藤サクラの顔がものすごく渋いのである。めちゃくちゃいい顔している。これで安藤サクラが運転しながらタバコでも吸っているなら、完全に西部劇で次の町まで馬に乗って走っているカウボーイのようである。いやあ、ほんとにハードボイルドな映画だなあ。そして、このようなハードボイルドな安藤サクラは、真壁じいちゃん(津川雅彦)と別れた際にも観ることができる。サワが老人と別れて次の老人と会うまでのロードムービーっぽさがこの映画の1番の魅力だろうと私は勝手に思っている。




安藤サクラの演技は観ている者に魔法をかける。不思議だ。安藤サクラの演じる主人公の感情が全く読めないのである。演技力がずば抜け過ぎていてわからなくなってしまうのだろうか。ほんとに魔法にかけられたような気分になる。しかし、安藤サクラ演じる主人公のことはわからないのだが、逆にその他の登場人物の感情は非常にわかりやすいのである。特にスケベジジイの感情はほんと手に取るように分かってしまう。いや、そんな変な意味じゃなくて、ね。笑
言葉にするとこのように変な感じだが、この気分はぜひ一度この映画を観て実際に体験してもらいたいものだ。



安藤サクラは不思議な女優である。
どうも私は、安藤サクラの演技に虜になるのではなく、安藤サクラの出演している映画それ自体に虜になってしまうのである。特に今回の作品のように安藤サクラが主演の時はなおさらそうである。安藤サクラの演技のおかげで、自分自身が映画の中に入り込んだような気分を味わえているからなのだろうか。謎である。今の私にはこれ以上考えても答えが出てこない。その理由がわかるまで安藤サクラの出演作をこれからも追いかけ続けていくということだけは、わかっているのだが。



最後に、坂田利夫、津川雅彦、柄本明など大御所のおじいちゃんたちの演技がぴったりとハマり過ぎて素晴らしかった。
そして原作、脚本、監督である安藤桃子の才能は一体どうなってるんだ。そんな衝撃を受けた有意義な映画体験だった。