ゆきの

マジック・イン・ムーンライトのゆきののレビュー・感想・評価

3.5
昨年の「ブルージャスミン」の雰囲気とはガラッと変えて、ウディアレンっぽくてとても好きでした。
予告を劇場で見てなかなかキャッチーだったのでまさか彼の作品だとは思わなかった。


そしてキャストはコリンファースとエマストーン。コリンファースの役は合理主義者で科学が全てのマジシャン、スタンリー。霊界を信じるものは見下した皮肉、皮肉、皮肉のオンパレード。そして対峙するは生まれつき才能をもった占い師のソフィ(エマストーン)

彼女のトリックを見破るべく、スタンリーは彼女に近づくものの、一目惚れ。
しかし見てるこちらが「んもう!」ってじれったくなるくらい
「君は光の当たり具合によっては綺麗に見える」とか「頭は良くないが見込みはある」だのうんだの素直になれない。

しかしある事がきっかけで彼は彼女の才能を本物だと認め、片思いしている自分も認めて人生が180度変わる。

人生を楽しむこと、そこにおいて「嘘」も「真実」もさほど重要ではない。
「何を信じて生きるか」だろう。
そしてこの「価値観」が変わった瞬間や人が「恋」を自覚した時、スタンリーのようにそれまでの世界が一瞬にして色を変える。それはもう魔法に掛けられたみたいに。
そしてその魔法は誰にでも起こりうることであり、堅物のスタンリーでさえ「恋」には敵わなかった。

人生は不条理である。だからこそ、悲観的になるのではなく、希望を持って生きたくなる。そんな映画でした。

余談ですが、ドライブデートから故障、突然の雨が降り…って下り、とってもロマンティックで素敵です。やってみたい♡