エクストリームマン

バクマン。のエクストリームマンのレビュー・感想・評価

バクマン。(2015年製作の映画)
3.5
今更観たので。まぁ、映画に今更も何もないけれど。

原作にはなーんか乗れなくて、いや、ジャンプシステムの是非はまぁいいけど、面白い漫画出てきてねーじゃん最近のジャンプ、というのが原作が連載されてた時に横目で見ながら思ってたこと。でも、まぁ山田孝之が最高だったからそれでいいやもう。

山田孝之には山田孝之で賞を自分の中で勝手に授与しておいた。

20巻ある原作を映画にするには当然各要素の取捨選択をしなければならないわけで、作り手は「漫画書く快(キチガイ)感」をMAXまで引き出すことにしたらしい。映画では、主人公2人の他は、他の漫画家数名、編集者、ヒロインくらいしか出てこないし、場面も仕事場と編集部が殆ど。一応佐藤健のモチベになってるヒロインは登場するものの、実は佐藤健(が演じてる役)の頭の中にしか存在しないのではないか?と疑うほど希薄な存在感というか演出というか。実は夢でしたと言われても、そうでしょうねと平静に返せるくらいには当たり前に非人間的。

リアルじゃないと観た人(誰かは知らない)がキレそうな場面も多々あったけど、映画だからまぁその辺はいいのでは。けど、あまりにも外部(ネットの評判、中傷、その他諸々とか、他の漫画誌読んでる人とか)が描かれていないので、それを「周りがそんな風に見えているくらい漫画(ジャンプ)に狂っている(もしくはお花畑)」と捉えるか、「ひたすら主人公たちに都合のいいだけの甘ったるい世界」と捉えるかで評価は変わるだろう。個人的にはそういう諸々は主人公達の没入感の表現として捉えてもいいとは思うけど、そうすると染谷将太演じるライバルキャラの、最終的に単にモチベ上げに来ただけなんだお前、っていうアレとかどうなのよってなるし、他の手塚賞佳作組とかもそれでいいのか?とか色々気になりだすと止まらなかったりもする。

まぁ山田孝之が良かったからそれでいいのだ。あとサカナクションの劇伴も。