ろく

バクマン。のろくのレビュー・感想・評価

バクマン。(2015年製作の映画)
4.3
大根仁はこちらが「欲しい」ものを全部知っている。

もうあざとすぎるんだけど、ここまであざといと清々しくてサイコーってなってしまうんですよ。もともと小畑の原作も好きだし、神木なんかまさにそのままなんでこれはずるいよ、ずるいっすよ。

しかも最後の曲なんかサカナクションじゃないですか!「夢の景色を、景色を探すんだ宝島」もうこの歌聞いたら「夢」なんか何もないのに泣いちゃうに決まっているじゃないですか。しかもエンドロールのあのマンガの数々。もうあそこだけでもこの映画はいいんですよ(少年ジャンプ好きなら絶対の最後のエンドロールを何度も止めて観ていたはずだ)。

といきなり最後の感想言っているけど本編も大好き。ジャンプ大好き正義友情じゃないですか。そしてそれを臆面もなく出しているのよ。ああ、藤子不二雄先生の漫画道ここに極まれりですよ。ただあれだけ売れたら学校なんて行かなくていいんじゃねえって思ってしまうけど。

そして出た!リリーフランキー。大根の映画で美味しいとこを全部持っていくこの男。「モテキ」では「SCOOP」では「SUNNY」では「奥田民雄」では。もうなんでもかんでも主役喰っちまうぞ、リリー。今回は編集長役だけど出ただけで「出た!」って言ってしまったもん。

途中のプロジェクションマッピングなんかも大根が使うと許してしまうのよ。ああやっぱりこの監督はキャッチーでいいなぁ。音楽も好きだしセンスがいいんだよねえ。

というわけで僕は大好き。サイコ―ですよ。そういえば主役の佐藤健は「真城最高」だよ!!!

※ちなみに映画で描かれる漫画は尾畑が書いていたのだろうか。小畑っぽいんだよなぁ。どうなんだろう、教えて偉い人。

※こんだけアゲたけど実はジャンプでなくサンデーが好きです。「からくりサーカス」とか「パトレイバー」とか、当然「うる星やつら」とか。
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