天狗

バクマン。の天狗のレビュー・感想・評価

バクマン。(2015年製作の映画)
3.6
自分はあまり漫画にはまったことがないのでジャンプの歴史もよく知らなかったです。ただ広告関係の仕事していたときに600万部??とかいう化け物みたいな数字は聞いており、とんでもないメディアだという認識があった程度です。

本作は漫画家を目指す、というよりもその化け物メディアである少年ジャンプでの連載を目指す高校生2人組のお話。原作も知らないのでそれぞれの登場人物への思い入れはないですが、漫画(原作という意味ではなく)を映画にするというとてもチャレンジングな作品でそれなりに楽しめました。

ただしどなたかも指摘されているように、
①ちゃんばらシーンが冗長
②かりかりごりごり漫画を描くシーンが多すぎ(あのSEは生理的に受け付けない人もいるのではないかと心配になります)な点は否めず、もう少し編集に工夫はあったほうが良いなあという感想を持ちました。

クリエイターというのは本作の最期のシーンで描かれているように自分の空想でああだこうだと創作を夢想しているときが一番楽しいのだろうなあということを考えました。仕事になるとつらいのですよね。
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