所々最高なインドア系スポ根映画。
ごく普通の高校生2人が、ひょんなことから漫画家を志し、週刊連載の漫画家の艱難辛苦をリアルに描いた作品。
漫画を題材にした作品とあって、CGやサウンドデザインなど表現が面白い作品。
主人公たちの起伏を見事に表した音楽は、特に素晴らしいと思いました。クラブミュージックに精通した人ならではの「アゲ」に感性が揺さぶられました。
ストーリーは、原作を読んだ身からすると、どこまで描くんだろう？という疑問がありましたが、まあ何とかまとめたという印象。テーマの性質上仕方ないことですが、インドアなシーンばかりだったこともあり、後半は退屈だった時間も長かった...。
狂気的なまでの仕事へのこだわりを描こうとしていた感じがありますが、「努力・友情・勝利」に引きずられて取っ散らかったのが、今ひとつ引き込まれなかった原因の１つかなぁと。
ジャンプ大好きな人には間違いなしな作品。
