狭須があこ

アウトバーンの狭須があこのレビュー・感想・評価

アウトバーン(2016年製作の映画)
2.6
乗り継げ乗り継げ高級車!!
車が何度ひっくり返っても、甦るのだウォーボーイズ

久しぶりのカーチェイス映画です。
心に染み渡るクソカーチェイス映画です
「病気の恋人のために悪い奴からお金盗もう!」って設定、前も見た。
「元レーサーが脅されて運び屋に!」の設定と同じくらいよくある設定ですけど、なんでカーチェイス映画ってシチュエーション少ないんですかね
もう見た。もう見た。

基本的なストーリーはありきたりですけど、カーチェイスは周りに大迷惑かけながら走り回ってて思ったより面白かったです。敵とカーチェイスしてるのに、よくわからんまま警察が乱入してくるところとか。

しかし運転しているニコラスホルトは別に特別運転が上手いわけでもないチンピラなので、すぐ壊れてひたすら乗り継ぐ。
クラッシュ系カーチェイスをやらせて「バートレイノルズだ!」って嬉しそうに言ってる映画なのでどうしても、どうしてもキライになれないんだけどさぁ~

手を伸ばしたら割れたビンがそこにあるとか、都合よく飛び乗った車に自分のケータイがちゃんと乗ってるとか、近距離でガンガン撃ちまくられても銃弾が当たらないとか、主人公に対して設定が甘々。
これが全て偶然か!?まるで天があの男を生かそうとしているようだ…

そして犯行動機が「どうしても彼女を助けたくてバカをやってしまった」ならまだしも、「彼女のためにバカをやったらロマンチックかなと思って」とかいう理由だったのでもう果てしないバカだった
彼女も巻き込まれて可哀想だと思ったけど、彼女もバカだった
フェリシティージョーンズは素直に彼への感想を言って欲しい。
正直に言って欲しい。

こんなチンピラに首突っ込まれたアンソニーホプキンスのほうに同情してしまった。無駄に俳優が豪華で画的にはわりかし楽しいです
狭須があこ

狭須があこ