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裁かれるは善人のみのdadaのレビュー・感想・評価

裁かれるは善人のみ(2014年製作の映画)
3.7
ロシアの皆さんはウォッカが大好きで大量の飲酒が早期死亡原因のひとつにもなっているらしいです。そんな負の要素が少しずつ鬱積していくような内容で、ある意味ではマッツ・ミケルセンの「偽らざる者」以上の後味の悪さ。ロシアの初冬と思われるグレーな景色や地方の退廃感がさらに後押ししています。

決して悪いことをしたわけではないのに、どんどん不幸になって行くコーリャ。信仰心が無いからなのか⁉︎かたや結構自分勝手にして自分の思い通りにすすめる人がいる。

本筋はロシアの現状への問題提起や信仰心についてと読み取れるけど、原題はリヴァイアサン。調べてみるとキリスト教七つの大罪の嫉妬を司る海の神とのこと。
なるほど、コーリャは確かに悪いことこそしていないけどとことん独り善がり。他人との関係性に気を配ることはなく救いも無くなった。なんか会社での出世レースにも似てる⁉︎ってかなり飛躍しますが、社会性の重要を感じます。

悪いことをしていないからと言って必ずしも正しいとは言えないですね。