このレビューはネタバレを含みます
台風🌀が過ぎ去って涼しい夜、タイトルに惹かれて鑑賞。
イタリアの養蜂で生計立てているビックダディみたいな子沢山(何故か女の子だらけ)親父と、思春期を迎えた女の子を中心としたお話でした。
この親父がイタリア人の癖に(偏見?!)陰気で頑固で、それなりの愛情もあるみたいですが、基本、子供を労働力としか思ってない様子で、なかなかの強権ぶり。反対に、思春期を迎えた女の子は大人しく、働き者で、親父の頼りになるパートナー的な存在。田舎暮らしの日常にふたつの大きな変化があって、少女が自我に目覚め、親父と対峙して成長し、親父も頑固と不器用さ故に、財産を失うが、家族という絆は失わないって感じの心地よい着地でした。
サイモン・ペッグ似の親父役と、シャイな佇まいの娘役は良かったです。ちびっ子達や動物達も微笑ましいです。
劇中で古代エトルリア人ってワードが沢山出てきます。無知な自分はウキペディアで調べたところ、イタリア人のルーツではないかといわれている民族との事。
この辺りに詳しい方は、また違った楽しみ方があるのでしょうね。
このお話は私たちに置き換えると、卑弥呼の時代みたいな生活をする一家に郷愁を覚えるみたいな...😅