あぁぁ。。。。すごいこれ。
今や映画ファンの心を鷲掴みにしているグザヴィエ・ドラン監督の新作として心待ちにしていました。
評価もウソのように高く、「もしつまらなかったらどうしよう・・・」という妙な不安を抱えて鑑賞。
始まって数秒で、映画の雰囲気に釘付け。
正方形で切り取られた構図のなかで、ビシビシときまる美しいシーンの連続。
目をつぶって途中で「停止ボタン」を押せば、その一瞬を集めて写真集にできるくらいの魅力的なショットが満載。
物語も母の愛、女性の愛をテーマをメインに描き、これまでにないくらいオリジナリティ溢れる展開へと突き進む。
どこかで見たことあるような心地よさを感じつつ、同時にはっとするような全く新しい映画体験をさせてくれました。
本作は紛れも無くグザヴィエ・ドラン監督のベストだと思います。
そして女優陣も役者もすんばらしい。
ここまで才能豊かな役者を集めた監督のセンスの良さにもひたすら驚きです。
演出、音楽、カメラワーク、役者。
全てにおいて上質なドラマです。
こんなに素敵な映画をありがとう。
愛がある限り希望は消えない。
個人的には母子家庭でくじけそうな母親にぜひとも見てもらいたい。