あい

Mommy/マミーのあいのレビュー・感想・評価

Mommy/マミー(2014年製作の映画)
5.0
ヘッドホン上映会に参加
今回で3回目

こんなに時期をあけずして見てもぜんっぜん飽きがこないのは
この映画に音楽を使った効果的な見せ場が4回目ほどあるから。
「くるぞ!くるぞ!」という気持ちになるから何回も見れちゃう。誰もがこのシーン好き!だというシーンがある!!!はず

もちろん、あのアスペクト比も、ワンシーンずつ絵になってしまう圧倒的な映像も息ができなくなるくらい素敵

【まだ見てない人は読まないほうがいいかも?↓】

「ドラン先生の公開授業」でドラン先生はこんな事をポツリと言っていました。

「実はカイラは息子を亡くしているんだ。まぁこの設定は知らなくてもいいんだけど」

映画の中で1度も言及されなかったけど、この発言で不思議だったシーンがギュン!と繋がった

例えばカイラの寝室の男の子の写真、そこでスティーヴが口にする言葉、カイラの持っていたプチプチの下にあった男の子の写真…

カイラは亡き息子をスティーヴに重ねていたのです。
そして道を挟んで彼らの家にやって来ることは天国の息子に会いに行く、そんなシーンに見えてきます。

この物語の中で終始、愛というものがとても曖昧だったりしますが
スティーヴの母親への愛は恋人への愛と区別がついていない。(エディプスコンプレックス?)
危うい色気を感じてしまうシーンもある。それが見ていて不快でないところがこの映画の演出の巧妙さであったりするのだけど。

ところが母親ダイアンとカイラの彼への愛は息子としての愛だと明確にわかるからこそ、彼の向けている愛が違うものだと感じると彼女たちは自分の感情をかき乱される。悲しみや切なさや怒りとなってスティーヴにぶつけてしまう。
誰が大人ということもなくみんながもがいて、希望ある未来を掴もうとしている。それがまた魅力的なのでした。

書きすぎ…Blu-ray買わなきゃ…