「わたしはこれからもっと愛すわ。
でもあなたは、他のことを愛するようになるの。」
この言葉が突き刺さった。
そう。母の誰にも勝る大きな愛を僕は一身に受けて生きている。
それはもう、、、精神的、肉体的、経済的、、、隅々まで母の愛で満たされている。
そして、それを当たり前に受け取ってばかりいる。
その愛を糧に、僕は他のものを愛している。
全くもってその通りなんだ。
それでも、見返りなど一切求めず、母の愛はいつも僕を気にかけ、身を案じ、支えてくれている。
彼女ほどの愛をくれる人は、きっといないだろう。
先日も、寒いからとコタツを買って送ってくれた。
僕が寒いのを考えると耐えられないと言って。
自分が暖かければ、不自由もないのに、そこまでしてくれる母は僕の理解を超えている。
僕は「愛」を母から教わり、その「愛」を新たな偉大なる愛を宿すであろう人へと受け継いでいくのだろう。
僕はこの映画を観て、母に「愛」を返したくなった。返そうね。互いが愛し合える、生きているうちに。
