夏色ジーン

Mommy/マミーの夏色ジーンのレビュー・感想・評価

Mommy/マミー(2014年製作の映画)
4.0
感想川柳「相変わらず チクチクザクザク 刺してくる」

予告が気になって観てみました。φ(..)勿論監督のグザヴィエ・ドランに一番目を惹かれたんですが(^^;

架空のカナダで「発達障害児の親が経済的困窮や身体的、精神的に危機に陥った場合、法的手続きを経ずに養育を放棄し、施設へ入院させることができる法案」が成立。これによってADHDの息子と母親はどうなっていくのか?というお話。

設定もさることながら、画面もワイドじゃなくて1:1の正方形で、今までの母と子の作品とは違う匂いがプンプン(゜Д゜)

ADHDのイメージは落ち着きのない騒ぎ立てる子供のイメージでしたが、この作品では15歳で身体もデカいから爆発した時は本当に手に負えない。( ´△`)自分も一児の父親ですけど、母親だとまた考え方(接し方?愛し方?)が違うから心の刺さり具合も変わってくるんだろうなと。架空とは言え状況はリアルだし、これの認知症バージョンならどうなるのかとか考えてみたり…。(´□`;)

完璧な答えがないからこそこういう葛藤やドラマが生まれるだな。グザヴィエ・ドランだからさらに一筋縄じゃいかないし。(。´Д⊂)ドラン初見の人は滅多刺しにされるかも。

謳い文句にあった「捨てるのは愛か希望か」は正にピッタリだと思います。( ̄ー ̄)