発達障害を持つ子供の親は経済的困窮や暴力に対して法的手続き無しで入院させることができるーS18法案が可決された架空のカナダでスティーブとダイアンの親子は人と出会い、ぶつかりながらも日々を送っていた…というお話。
スティーブ役の俳優さんを筆頭に面々の演技が素晴らしい
1:1という珍しい画角もこの『逃げ場の無さ』とか『窮屈さ』を表していて「広い画角の方が良いなあ」と思いながら見てたんですけど、途中のあの"仕掛け"を見ると振りとして抜群に効いてましたね
ハタから見たらただの迷惑DQN親子なんやけど、多分いまの世の中では、『外からは分からない障害を持つ人のことを理解しましょう』ってのが正解なのは分かる。
分かるんやけど、あの職員みたいに仕事してたら殴られて…それでも許せるほど人は無感情ではないと思ってるので、正解とされるものはまだ人類には早いのだろうし、仮にそんな世の中になったら果たして感情が存在するのだろうか?なんてことも考えた
結論として僕はあまり好きなタイプの映画ではなかった