「トムアットザファーム」に続き、随分間が空いてようやく2作目のドラン作品。
いや〜これはグッときた!
父親を亡くし多動性障害な息子と、そんな息子を持て余す母親。それに、向かいに住む訳ありの奥さんがからむ、親子の愛と現実。
みんな根底では愛で繋がっているのにシンプルには生きられない。愛の深さは時に邪魔になり、かえって関わる人を苦しめる。何とも痛く切なく息がつまる。でも、やっぱり愛がないと生きられない、、。
縦長っぽい画面が拡がる瞬間の高揚感!そのまま拡がったままかと思ったらまた萎む。まるで息子の心とリンクしているように、、。
始終絡みつき、時に突き離すカメラに負けない、3人の演技が圧倒的で素晴らしい!
映像や音楽の斬新さもあるけれど、この3人の演技を引き出したところに「若き天才」の真骨頂を見た思いがしました。
これは楽しみになってきた^_^