コルネット

Mommy/マミーのコルネットのネタバレレビュー・内容・結末

Mommy/マミー(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

人の示す"愛"には四つの概念がある。
ダイアンのスティーヴへの"愛"は[家族間の愛/ストルゲー]を超越し、紛れもなく[無私の愛/アガペー]へと昇華している。
ラストの『私は負けない』というダイアンの決意に共感した。希望を捨てたりはしないという力強さにも。紛れもなく[母の愛]は永遠に続くのだ。

スティーヴはダイアンの全てを求め続け、試し続ける。
時には穏やかな言葉とkissで。
時には自傷行為によって。
また時には自分では上手くコントロールできない(ADHDゆえの)衝動に突き動かされるままに。

Mommyのネックレスをプレゼントした時のダイアンの反応に対するスティーヴの"心の声"に涙した。
活字の具現化、行間の映像化を、確かに観た。

〔ダイアン&スティーヴ/永遠〕のCDをかけて踊るダイアン&スティーヴ&カイラ。
三者の関係が上手く動き始め、画と共に解き放たれたスティーヴの『僕は自由だ!』は、先の不安を吹き飛ばしたかのようだった。が...。

旅に出るはずが着いた先。車の窓越しに見えたスティーヴの眼差しが悲しすぎて、痛かった。心が叫び声を上げた。

スティーヴの『ママは僕が守る』『世界で一番大切な人だから』が、ダイアンの心を支えていくことであろうことを願って止まない。