お茶

Mommy/マミーのお茶のレビュー・感想・評価

Mommy/マミー(2014年製作の映画)
4.7
初のドラン監督映画鑑賞。

心の柔らかい所があたたかな愛で満たされ、同時に鋭く突き刺されるような映画だった

ADHDの息子スティーヴと、その母ダイアン

親子ではしゃぐ姿、取っ組み合いになってぶつかり合う姿、息子を叱る姿、泣く母を励ます姿

どんな瞬間にも、間違いなく愛があった

“自分にはもったいない、最高のママ”

“母親の愛は永遠に続くわ。これからもっと強くあなたを愛する”

お互いを想い、ただ一緒にいたいだけ

一筋縄にはいかない厳しい現実
誰も悪くないのに。
積み上げてはバラバラに崩れて、そして残っているものをまた積み上げては崩され…

吃音症の隣人カイラが2人の間に入ることで、更に優しい時間が流れる

3人で踊ったり、料理をしたり、勉強が終わったお祝いをしたり…そんな時間が、後半を見ると眩しく感じる

後半は、本当に胸が苦しかった…

どの選択が正しいのか、分からない
正解なんて、そもそもないと思う

言葉でもってうまく言い表せないのがもどかしいけど、ずっとこのままの気持ちでいたいような…

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