ため息が出るほど、映像が本当に美しい。
グザヴィエドランの映画は芸術だと思う。
常に絵画のような美しさ。光の綺麗さ。
人を、美しいものだと認識している気がする。
そして音楽も素晴らしい。
日曜日の夕方、窓から入ってくる気持ちのいい風のような空気感。
始まってすぐに、スクエアの映像にワクワクした、構図が斬新。
ストーリーと共に映像のサイズが変わるのがとても素敵だった。
撮り方が独特で、ドキュメンタリーを見ているようだった。三人の演技が、演技に見えなかった。
話は非常に重く、見終わった後は少しの間放心状態だった。
自由に生きることの難しさ。
愛情では、理屈では、解決しないこと。正解なんてない。
それぞれの問題を抱えて、それでも希望をもって強く生きていく3人に勇気をもらった。
うまく言い表せないけど、とても心に残った。