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あの日の声を探してのramuのレビュー・感想・評価

あの日の声を探して(2014年製作の映画)
4.4
チェチェン紛争を舞台に、両親を殺され孤児になったハジと、強制入隊でロシア軍となった青年コーリャの物語。
日本の広告ではハジとEU職員のお姉さんのストーリーが主流の様に見受けられるが、コーリャの存在あってこその作品です。

両親を亡くし孤児となったハジは、PTSDで声が出なくなってしまい、人を信用できなくなります。でもキャロルと接していくうちに段々笑顔が見えてくる様になる。この笑顔がまた可愛いのなんの。

ラストは切ないですが、ハジのことを考えたら良い結末でした。
と思ったら、そこにそう繋がるか!!
キャッチコピーでは安易に「感動!」を売りにしていますが、感動なんてものではないです。
軍に強制入隊させられ、加害者となってしまったコーリャもまた戦争の被害者なんですよね。
ラストのじめじめ感が後を引きました。