あの日の声を探しての作品情報・感想・評価

「あの日の声を探して」に投稿された感想・評価

metamegane

metameganeの感想・評価

3.8
終戦記念日におすすめ
子どもにはどん底からの希望があるんだけど、大人には絶望しかない。新たに軍人になる男と職責を果たせないEU職員の女が紛争解決の難しさを見せる。
'99年ロシアに侵攻された、チェチェンが舞台の作品。

両親を殺され声を失った少年。
世間の無関心に悩むEU人権委員会の女性。
罪を犯し軍隊に入ることになったロシアの青年。

3人に物語があり、どれもが重く残酷過ぎる。
ハッピーエンドだと思ったら…

あらゆる感情を揺さぶる作品です。
EU礼賛的な内容なのかなって思ったら、そこに対しても批判的に描いてて、無関心って最低だなって感じました。
さゆ

さゆの感想・評価

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チェチェン紛争。

9歳の少年は紛争によって無惨にも家族を銃殺される。
幼い少年は更に幼い弟を連れて、、、。

19歳のロシア人青年は、ちょっとした罪でロシア兵へ、、、。

冒頭から残酷なシーン。
胸が苦しかった。
戦争は人の心まで変えてしまうものなのでしょうか、、、。
何も生まれないし失うものばかりなのは確か、、、。
しずく

しずくの感想・評価

4.0
戦争は人を壊していく…。

チェチェン紛争を舞台に、両親を殺された少年とEUの女性職員、そしてロシア軍兵士の青年ニコライの運命を描く人間ドラマ。感動したと一言で終わらせられない映画です。少年ハジの大きな目からポロポロ流れる涙に何度も胸が痛くなりましたが、普通の若者が戦争に参加することで変わっていく様子の方がショッキングで、いろいろ考えさせられました。全てが繋がるラストがとても重く「これが戦争なんだ」と言われているようでした。(2017年鑑賞@wowow)
RikaS

RikaSの感想・評価

4.0
第二次チェチェン紛争を取り扱った映画。

国際問題に強い関心を持ち、"この世の紛争はきっと解決できる"と無邪気にも信じていた高校時代に鑑賞し、辛い現実を突きつけられた気分になったことを今も覚えている。

現実世界は複雑で、戦争は人を変える。
teketeke

teketekeの感想・評価

4.0
子供のキャスティングが素晴らしい。
あんなに哀愁漂う顔した日本人の子役いるかなぁ?
あまりよく知らないチェチェン紛争の話。
あの辺の国々はいまだに色々あるし、勉強になります。
ハジ少年が弟を抱いて歩くシーン、ロシアの軍人の飯が不味そうなこと、最初のほうで赤ちゃんを殺さなかったとこなんか良かった。
戦争なんて無くなる気がしないよねって映画。
再観賞レビュー…
まるでドキュメンタリーを観ているような映画…目を背けちゃいけない…重くても見なくちゃいけない…心の奥底から恐ろしさを感じても伝えなきゃいけない…(最初から観ていて辛かったです…)

・両親が兵士に殺されたショックで言葉を失い、幼き弟を連れて逃げ続ける少年と少年と生き別れた姉…
・チェチェン戦争の現状を訴えても伝わらず、無力を感じる時に少年と出会ったEU国連職員…
・ほんの軽い罪を犯しただけでロシア兵へ強制入隊させられた一般人なロシア青年…
色々な人達を交互に描いた時、戦争の悲惨さを実感する…

チェチェンで生き残った人達を思うと言葉にできない…悲しすぎる…
罪のない人達がどれ程多く、命と幸せを奪われて壊されたのだろうか…

そして、ラストの救われたシーンとゾッとする怖さのシーンを同時に味わいます❗そして一言…「これが戦争…」、少年ハジとロシア青年コーリャ…この二人を観たら、戦争の意味が解ります…

加えて、映画「8月のメモワール」の中で語る言葉を思い出します…
「人は戦争を理解しても、戦争は人を理解しない。戦争は誰も動かし方を知らないとてつもなく大きい機械の様な物。一旦操縦法を間違えると、戦う目的や人の良い面や大切な物も失ってしまう」
全くその通りで思ってなりません…
戦争(チェチェン紛争)の残酷さ、悲しみ、虚しさ…戦争は悲劇にしか生まれない…全てが変わってしまう…

キャスト陣もベレニスペジョ(アーティスト、タイピスト❗)、アネットベニング(アメリカンビューティー)が熱演❗
でも、一番は少年ハジ役のアブドゥル君です。「アイアムデビッド」、「サラの鍵」(レビュー参照)等々と悲しさと孤独感の表情をした子役をみてきましたが、この子も凄い演技でした❗Σ(゜Д゜)
1999年の第二次チェチェン紛争で、両親を目の前で射殺され声を失った少年が懸命に生きる姿を描く。
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