1999年のチェチェン紛争を、チェチェン人の少年ハジを中心に、ハジの姉、EU職員、ロシア軍兵士、4人の視点で描いていて、小説を読んでいるよう。チェチェンの場所はおろか、歴史すら知らない自分は第三者で…
>>続きを読む日本にはこういう世界の情報が本当に少ないし、関心を寄せる人も少ないので、もっとこういう映画を公開してほしいと思う。チェチェン自体を知ってる人も少ない気がする。
にしてもハジがかわいいすぎる。適切な…
このレビューはネタバレを含みます
西洋先進国の人間が紛争地帯で親を亡くしたこどもと云々みたいな話、正直見飽きた。映画としてはそこまでないかもしれないが、テレビのドキュメンタリー番組みたいなのってこういうの好きだわな。キャロルが変にハ…
>>続きを読む紛争に巻き込まれたチェチェン人のハジ。こんなに小さいのに目の前で親が殺されてすぐ弟を抱っこして一人で逃げるこのシーンは本当に悲しくて。。対照的にロシア軍に強制入隊させられどんどん変貌していくコーリャ…
>>続きを読む戦争は悪、戦争は悲惨、などのクリシェを安全な日常が担保された場所から発するのは容易い。この作品は、そんなのっぺりとした紋切型的視座には堕さない。冒頭のハンディカメラによる<非人道的>なシーンは、一人…
>>続きを読む直感を信じて日比谷シャンテへー。
強い意志が何かを救い救われる一方で、
健気な少年の人生が運命に狂わされてしまう、、
ドキュメンタリータッチ、とはいえフィクションな分けで、リアルになるほど、非現…
全体的に重たいテーマをそのまま描き切っていて、とても辛い。
それだけに少年ハジの笑顔にほっとしたりもするのだけれど。
その対極にあるのが戦場に向かう19歳のロシアの少年。
彼がどんどん戦場に慣れ、傷…
© La Petite Reine / La Classe Américaine / Roger Arpajou