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ターナー、光に愛を求めてのrilkaのレビュー・感想・評価

ターナー、光に愛を求めて(2014年製作の映画)
3.6
ターナー像とターナーの描く絵のギャップがとても良かった。実際、ターナー自身の容姿はあまりよろしくなかったと聞きかじった記憶がある。崇高な絵画を描く画家は自身も美しくなければならないなんてわけはない。
こういった伝記映画にありがちな、駆け出しの若い頃からの苦悩を描くのではなく、既に著名になっていて、あのターナーでさえ落ち目になっていく時期を選んで描くという視点の置き方も新鮮で良かった。
それにしてもティモシー演じるターナーのキャラもさることながら、若き日のラスキンがあまりにもハマリ役で大爆笑してしまった(Modern Paintersを読み終えたばかりだったのでなおさら)。
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