暴力と復讐というテーマにある引き金によって人生が狂っていく人々を描く6つの連作短編映画。
ブラックテイストでそんなに落ち自体が強烈というよりはそこに至るまでの展開で魅せてくれる。プロデュースはペドロ・アルモドバル。
いかにも南米って感じの情熱的な展開、社会状況もメインではないけれど風刺的に仕込まれているのが印象的。
ただ連作短編という形式を活かした工夫はなく話それぞれはブツ切りで、全体のテンポも短編の連続にしてはそこまで巧さを感じないかなと思ったり。短編それぞれは味があって面白く良いけれど6個も並べるられるとやや散漫な感じです。