壊れる
イラク戦争で敵兵160人を射殺した伝説のアメリカ人スナイパー、クリスカイルの伝記物語。
イラク軍からは指名手配されラマーディーの悪魔と恐れられていた。
アメリカにおいて大人気だった本映画。人によって受け取り方が大きく異なりそう。
ある人は「アメリカのイラク戦争は正しいしその姿が描かれている戦争支持映画だ。」と受け取るし、
またある人は「戦争によって心が壊れていく人物を描いた反戦映画だ」といえる。
自分はどちらかといえば後者に見えました。
ブラッドリークーパーの役作りはすさまじく、この映画のために食事制限を試み増量したそうで、残っているクリスカイルの写真と瓜二つでした。
PTSDによって心が壊れていく様も、繊細に描かれていました。
今もクリスカイルの家族たちが、同じ時間を過ごし、生活をしていると思うとなんとも言えないですね。
