カレキ

アメリカン・スナイパーのカレキのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

妥協無く真摯で誠実な作品。痛々しい程のリアル。

レジェンドと称された男の苦悩。苦悩と書いてその表現すら軽々しく思ってしまった。大量殺戮者と英雄。戦争で意味合いの変わるこの二つ。

観てるとき何故か『ミリオンダラー・ベイビー』を思い出した。
ここ最近のイーストウッド作品でも硫黄島二部作でもなく。
本当に何故なのかパッと考え付かないけど。

淡々と描いているから途中で飽きる人もいるのだろうか?でも淡々としてないよ。心を想像してみなよ。地獄だから。
映画だよ、これが。

あと今の日本に当てはまる言葉

「ずっと前から、そして今も、人々は政治家のために殺されている」「政治家たちは最前線にいる者の運命より、自らのちっぽけな権力を行使し、保持することに関心がある」クリント・イーストウッド