いみ

アメリカン・スナイパーのいみのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

タヤが泣きながらクリスに訴えていたのを何度も見させられイラッとしてしまった。
戦場から帰って日常に戻れることを期待するのはあまりにも酷、軍人と結婚した覚悟が足りないと思う。…昔はPTSDの認識が薄かったのだろうか…

ただ、見ごたえはあった。
クリント・イーストウッドはすごいな。
個人的に編集が好き。ダラダラしてないので変な甘さがなく逆に言えば余韻を楽しむ映画にはならないが、飽きずに見られるタイプの編集のような気がする。
アリーを監督したブラッドリークーパーもクリントおじいさまに影響受けたのだろうな。

ラストは衝撃だった。クリスという人の結末を知らなかったのでまさか射撃場で元海兵隊に射殺されるとは!
文字だけ出てあっさりしすぎていて気になったのでググって調べたら、犯人の詳しい動機はわかっていないがアルコールとドラッグでイカれていての犯行とのこと。
なんだそれ……呆然としてしまう。
悲しすぎる。
だけど犯人も戦争に蝕まれた被害者の一人でもあるんだなと思う。
改めてこの世のなかでたったひとつの完全なる平等のものは死だけであることを痛感した。
戦争は本当に無意味、虚しい行為
だから戦争映画って嫌いだよ…。
いみ

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