ミカエル

アメリカン・スナイパーのミカエルのレビュー・感想・評価

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)
3.2
終始緊迫感の嵐。祖国に帰国してる間は平穏な暮らしに見えてふとした時に戦争の記憶が襲う瞬間がすごく自然。
 カイルの周りの人は戦争に触れて反戦的になったり気を病んだりする中、カイルだけは変わらずに(好戦的でも反戦的でもなく)戦争へと向かってた。祖国を愛する、祖国を守る、ただそれだけの気持ちが彼を動かし、そして自分が変わっていくことに最後まで気付かなくさせてたんだろうな。
 私が歴史で学んだあの時代は例え祖国に戻っても戦争中である事態は変わらなかった。でもカイルたちの戦争は平穏な祖国での生活との対比が余計に痛かった。
 ブラッドリークーパーの演技が良。
ミカエル

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