Bun

ナショナル・シアター・ライヴ 2015「フランケンシュタイン」のBunのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

怪物ベネディクトverを見終わった後は、ちょっと消化不良を起こして、むしゃくしゃして若い恋人たちが夜のひと時を楽しんでいる中思いっきり叫んで、ビルから飛び降りたくなるような衝動に駆られてしまうほどひどい孤独感に襲われた。
怪物ミラーverも見るとどうしても比べてしまうのは細部までの体の使い方のきめ細やかさ、相手の役とのかけあいのリズム、呼吸、声のバリエーション。それは抜きにしても、最後のシーンは怪物ミラーverの解釈でようやく意味がわかった。どちらにしても俳優ベネディクト・カンバーバッチの役を生き生きと新鮮に立ち上げる力を感じぜずにいられない。台本のストーリー構成、セリフ、シーン、キャラクターも無駄がなく、舞台装置も豪華ではあるが派手すぎずでも効果的で象徴的にシーンが表現されている作品でした。
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