実に日常!日常なんだよなあ!
『ドゥ・ザ・ライト・シング』がブルックリンのとある地域における人種差別を描いているのに比べ、こちらはブルックリン、しかももう少し小さな枠(コミュニティ、家族)に焦点を当てられたお噺。
とはいっても、ラストまで何かとんでもないことが始まるわけでもないし、なんだったらむしろ、近所が臭いだの、家の電気が止まるだの、家族喧嘩だの、身近な舞台でしかドラマは描かれていない。
それなのに、なんかドラッグを紙袋で吸った少年がぶら下がってる画だったり、近所の友人とけなし合う、もしくは殴り合ったり、更には父親の持って帰ってきたケーキを食べるために見の前のピーズを嫌嫌食べる(しかも吐き出す)、というのがこんなにも面白い!
中盤、娘のみが南部に行くことになって、しかもそこの義理の親がめちゃめちゃ意味不明なキャラクターで、話し方は変だわ、飼っている犬は死ぬわで、もう大騒ぎだよね。
ラストは、いいんだけど、急にオーディなるになっちゃう感じがありましたが、何はともあれスパイク・リーの撮り方ほんと面白いなあーヒップホップだわあ