フィンランドのヘルシンキに住む26歳のペトリ。彼女に振られた事をキッカケに、4つのルールに基づいた実験を行う。1年間を費やした実験で彼は何を見出だすのか？というドキュメンタリー。
・自分の持ち物を全て倉庫に預ける
・倉庫から取り出せるのは1日1つまで
・365日、1年間続ける
・その間何も買ってはいけない
この4つをルールとしたペトリの実験。服も下着も全て預けているので、全裸姿で深夜のヘルシンキの街を倉庫まで全力疾走する場面から映画は始まります。早速度肝抜かれましたが、飄々とした姿と裏腹にペトリの実験に対する本気度が伺えました。
普段の生活で言うところの断捨離に関わってくる本作での実験。何が必要で何が要らないのか。何を優先すべきか。物の選び方にも考えを巡らせる場面もあり、色々と興味深く見させていただきました。
昔と違い今は物が色んな手段で簡単に買えて手に入る時代。物で溢れかえってもその中で本当にいるべき物は自分でしっかりと選択すべきというメッセージが受け取れます。
ただ映画としてはそれほど面白いという訳ではありません。あくまでドキュメンタリーなので、映画的な面白さは「100日間のシンプルライフ」にお任せしましょうか。
