無思考で観るべきではない映画。
のっけからジャジーなサキソフォンとヤノピをBGMに、雪積もるヘルシンキの街を全裸の主人公が倉庫に服を取りに走るシーンから始まります。これは2.3周回ってお洒落だなと思いました。
いま現在、経済不況やハイテク機器の出現などにより、世界的に「物を持つこと=豊かさ」の時代が終わりつつあります。
しかし、この映画を通し主人公が得た幾つかの結論は、昨今のモノを持たないミニマム主義に対して新たな角度からの教訓や考えをもたらすものだと思いました。そこが新鮮で、感心しました。
僕がこの映画を観終わった最初の感想が、「白人の彼女が欲しいなぁ」だったので、あまり心に突き刺さってないのだと思います。