さえぴー

365日のシンプルライフのさえぴーのレビュー・感想・評価

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)
4.0
これからフィンランドで生活する身としては、見てすごいよかったと思う!
真夜中の冬のヘルシンキを全裸で走る主人公。なるほど、全裸でも一応動けるのね。笑 まあ彼がフィンランド人でもともと寒さに強いってこともあるかもしれないけど、肌着なしのシャツ、セーター、コートと薄いジーンズとスニーカーで一週間ほど生活していて、なんだか安心した。不安すぎてヒートテック極暖とか買いあさってたからね。
それに、街並みや人々の生活ぶりも見れた。マリメッコとかそういうのじゃなくて、曇り空が多い普通のフィンランド。バスがよく通る広い道路に、日本では見ない建物の色。実はあんまりフィンランドに思い入れがあるわけでもなく選んじゃったんだけど、なかなかいいかんじ!太陽があまり出ないから鬱になりやすいらしいんだけど、曇り空でもそこまで暗い印象は抱かなかった。日本はグレーの無機質なビルが多いけど、フィンランドは建物の色が明るくて可愛いからかな。ここでもちょっと安心。笑

さて、内容もよかった。確かに現代ってモノが溢れてると思う。わたしは映画が好きだからBlu-rayとTVは必需だけど、生活に必要かって言われたらNOだし、集めてるいろんなモチーフのネックレスもまあ、生活にはいらないよね。主人公にも釣りとかレコード収集とかたくさんの趣味があったけど、最後まで倉庫から取り出そうとしなかった。
あと携帯電話。ネットサーフィン大好きなわたしだけど、これは確かにストレスの塊みたいなもの。特にSNSが。主人公も同じで、4ヶ月間携帯を持ち出さなかった。
そして気づいた主人公。必要なのは倉庫に入っているものじゃない。そう、モノじゃなかった。主人公のおばあちゃんの名言、"人生はモノでできてない"が心に響いたなあ。冒頭にもこの言葉は出てくるけど、最後に出てきたときには本当の意味でこの言葉を理解できるはず。

初めてのフィンランド映画でしたが、メッセージ性のある、なかなかいい映画でした。わたしもモノを整理しよう。