Ryoya

365日のシンプルライフのRyoyaのレビュー・感想・評価

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)
3.5
許多なモノに侵される生活を見直すために一定期間モノから距離を取ることによりモノへのありがたみを感じようという映画。アイロニーが効いていてとても考えさせられた、モノだけじゃない、例えば親、友達、恋人など身の回りの当たり前のように接してくれる人たちもこの映画で言う「モノ」と同等の存在なのでは、、少々言い過ぎだが、彼らが密接に自分と繋がってくれるおかげで支えとなり生活が満たされるのはいうまでもないが、その現状が果たして本当に自分の為になっているのか。自分の存在意義を見失うファクターになっている可能性を秘めていると、彼らと密接に繋がることはポジ、ネガの二面を持ち合わせていると言えるのでは。しかし、この「365日のシンプルライフ」という実験はいやはや弟をはじめ様々な人がいないと成り立たないというのは疑念を抱かせた。人間が生きていくため最小限度のモノは弟からサービスしてもらえるのね笑 と笑ってしまった。
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